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稲田防衛相とカーター米国防長官が会談

2016年12月7日 14:32

 稲田防衛相は、アメリカのカーター国防長官と会談し、トランプ次期大統領が選挙中、日本に対して在日アメリカ軍の駐留経費などの負担を増やすよう求める発言をしたことについて、金額面ではなく、「能力をどう高めていくかを議論すべき」との考えを示した。

 稲田防衛相「(日米同盟の強化は)お金という観点ではなく、能力をどう高めていくかという観点において議論をしていくべきではないか」

 日米同盟を巡っては、アメリカのトランプ次期大統領が選挙期間中、日本に対して在日アメリカ軍の駐留経費の負担を増やすよう求める発言をしたことなどから、新政権移行後の費用負担の在り方などが注目されている。

 これについて稲田防衛相は、日米同盟は「日本とアメリカ双方に利益がある」と述べ、費用負担の在り方ではなく同盟の能力をどのように高めていくかを議論すべきとの考えを示した。

 これに対し、カーター長官も、日米同盟は「軍事的にも大きなアドバンテージをアメリカに与えてくれている」として稲田防衛相の考えに理解を示した。