南スーダンの自衛隊“駆けつけ警護”可能に
PKO(=国連平和維持活動)に参加するため、南スーダンに派遣されている自衛隊の部隊は、日本時間12日午前6時から安全保障関連法に基づく新たな任務、「駆けつけ警護」と「宿営地の共同防衛」を行えるようになった。
これは、「駆けつけ警護」など新たな任務が与えられた部隊に、それ以前に派遣されていた部隊から指揮権が移されたことによるもの。「駆けつけ警護」は離れた場所にいるNGO(=非政府組織)職員などが襲われた場合に、警告射撃など、武器の使用も排除せず助け出すもの。政府は自衛隊にしかできない活動だと意義を強調しているが、野党などは自衛官のリスクが高まるなどと批判している。
「駆けつけ警護」などについて、政府は緊急の場合などにのみ行うとしているが、海外での武器使用の拡大は自衛隊にとって大きな転換点となる。