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プーチン大統領 特別インタビュー全文2

2016年12月14日 17:44
プーチン大統領 特別インタビュー全文2

 北方領土問題などについて話し合う安倍首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談が15日から始まる。会談を前に、プーチン大統領は、日本テレビと読売新聞の取材に応じた。(2/20)


■柔道家・プーチン大統領 山下泰裕氏の“プーチン評”


――実は、大統領は日本では柔道家としても非常に既に有名になっています。2000年の時には、巴投げも講道館で披露し、あの姿は非常に日本人の目にも焼き付いているところだ。ちょっと柔道の話をさわりにしたいが、実は私共も尊敬をしている山下泰裕さんのプーチン大統領評を取材したので一緒に見てほしいと思う。1分ほどのVTRだ。

(山下泰裕氏のVTRを見るプーチン大統領)

 ふふふふ。

――いかがでしょう。

 とてもうれしく思います。山下さんは日本だけではなく、世界中で達人として知られています。私にとって優れた選手であり、とても素晴らしいお手本です。柔道は昔から日本文化の一部であり続けています。スポーツとしての意味だけではなく、哲学的な意味も含めて、柔道というスポーツが日本に生まれたのは偶然ではありません。

 相手に対する尊敬、コーチや先輩に対する尊敬は非常に大事なもので、スポーツだけではなく、人生のほかの分野においても人との関係に良い刺激を与えています。

 私が子どものころから、そのすばらしい競技をやり始めたという運命をうれしく思っています。柔道は、私のいわゆる「初恋」です。


■「柔道は私の“初恋”私の“人生の一部”」


 私はほかのスポーツも好きです。アルペンスキーも水泳も好きです。今は、アイスホッケーを覚えようとしています。でも、柔道は私の人生の一部で、とても大きな部分です。

 私は柔道を手始めに、継続的かつ真剣にスポーツに取り組めたことがとてもうれしいのです。ですから日本にとても感謝しています。

――2000年に大統領が来日された時には、講道館に行かれた。今回はそういう時間はあるか。

 正直に言えば、訪問のスケジュールに講道館の訪問が入っているかどうかわかりません。でも、時間が許せば、喜んで講道館に行きたいです。

 講道館は柔道をやっている人やあらゆる柔道愛好家にとって特別な場所です。

 講道館は、柔道の総本山です。

 講道館からは達人が生まれ、柔道家にとってのメッカ(聖地)です。もちろん、時間が許せば、喜んで訪問したいです。