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プーチン大統領 特別インタビュー全文12

2016年12月14日 18:05
プーチン大統領 特別インタビュー全文12

 北方領土問題などについて話し合う安倍首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談が15日から始まる。会談を前に、プーチン大統領は、日本テレビと読売新聞の取材に応じた。(12/20)


■「歯舞」「色丹」の引き渡しはどういう形で?


――経済協力で日本にも利益があるが、一定の努力をして、もう一つ領土を動かしたい。動かしてほしいと希望を持っている国民が多い。大統領自身は、56年の宣言が唯一双方で批准した法的文書だと再三強調している。一方、条約締結後に歯舞と色丹の2島を引き渡すと明記されている。引き渡すことの定義については、主権を渡すことではないと。そう書いていないと。信頼醸成が効果を上げた場合、この2島の引き渡しはどういう形になるのか?

 それについて話すのは時期尚早です。あなた方は、いつも共同宣言を引き合いに出しますが、日本はその履行を拒否しました。もし首相や政府が、この宣言に戻るというなら、我々は話し合います。もしあなた方が注意深く、共同宣言をご覧になれば、9項で、2島の引き渡しについて書かれていますが、どちらの主権で、どんな条件で引き渡されるか明記されていません。

 非常にたくさんの問題が残っています。共同宣言の枠内だけでも、まだ多くの作業が必要です。もし日本側が共同宣言の枠を超えるのなら、これはまた別のテーマです。しかし、このように厳しい旧来の問題を解決するためには、私は安倍首相に賛成で、両国間の信頼、友好、協力の雰囲気をつくらなければなりません。まさにそこから始めなければならないと私は思います。