安倍首相 年明けの解散を否定
安倍首相は17日、日本テレビの単独インタビューで、年明けの衆議院解散の可能性を否定した。
安倍首相は、与野党内で臆測が出ている年明けの解散・総選挙の可能性について、「いま私の頭には全く『解散』という言葉はかけらもありませんが、まず大切なことは、しっかりと経済最優先で、景気をさらに良くしていく。そのためにも、来年度の予算を早期に成立させていくことが私の使命だと思っています」と述べた。
年明けに召集される予定の通常国会では、来年度予算案の早期の成立を最優先する考えを示し、国会冒頭などの衆議院解散の可能性を事実上、否定したもの。
内閣総理大臣が解散の見通しについてこれだけ踏み込んで言うのは異例だが、与野党に臆測が出る中、経済最優先で国会に臨む姿勢を早めにアピールする狙いもあるとみられる。