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国勝訴判決 辺野古移設“早期再開”の考え

2016年12月20日 17:42
国勝訴判決 辺野古移設“早期再開”の考え

 アメリカ軍普天間基地の辺野古移設を巡り沖縄県と国が争っていた裁判で、最高裁は20日午後、沖縄県側の上告を退け国勝訴・沖縄県敗訴の判決を言い渡した。一方、菅官房長官は記者会見で、辺野古への移設工事を早期に再開させる考えを示した。

 菅官房長官「国の主張が最高裁判所によって全面的に受け入れられたものと考えています。知事においては、司法による違法とされた埋め立て承認取り消し処分を直ちに取り消されると、このように理解をしております。我が国は法治国家であり、政府としては今回の確定判決や今年3月の和解の趣旨に従って沖縄県と協力して普天間飛行場の辺野古移設を進めてまいる所存であります」

 また、菅官房長官は埋め立て工事の再開について沖縄・翁長知事の動向を見極めたいとする一方で、「工事ができる態勢は整えている」と述べて、すみやかに再開する考えを強調した。