日インドネシア首脳 米新政権と連携で一致
インドネシアを訪問中の安倍首相は、ジョコ大統領と会談し、南シナ海などに強引な進出を続ける中国を念頭に、アメリカのトランプ次期政権とも密接に連携していく重要性で一致した。
安倍首相「南シナ海の問題は、地域の平和と安定に直結する国際社会全体の関心事項です」
会談で両首脳は、南シナ海などに強引な進出を続ける中国を念頭に、アジアの平和と安定を維持するため、引き続きアメリカのトランプ次期政権と密接にコミュニケーションを取っていく重要性で一致した。
また、両国の外務・防衛閣僚会合いわゆる2+2を、今年ジャカルタで開催することで一致した。
このほか安倍首相からは、インドネシアの灌漑(かんがい)や海岸保全の分野に約740億円の経済支援を行うことを表明した。
安倍首相は、トランプ政権の発足を前に、アジア太平洋地域におけるアメリカとの協力の必要性を改めて各国に確認し、中国の海洋進出をけん制したい考え。