きょう通常国会召集 「未来を拓く国会」に
第193通常国会が20日、召集された。午後には、安倍首相が施政方針演説を行い、この国会を日本の未来を切り拓くスタートにする決意を訴える方針。国会から柳沢高志記者が中継。
安倍首相は、憲法の施行から70年となるこの国会を「未来を拓く国会」と位置づけ、次の70年を見据えた国づくりを訴える。具体的には、憲法改正への道筋をつけることや働き方改革の実現、子育て支援の充実を目指す考え。
一方、今国会ではアメリカのトランプ大統領の誕生を受けた外交政策が論戦のテーマとなるほか、犯罪の準備段階で処罰の対象とする共謀罪の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案や、今の天皇陛下一代限りの退位を可能にする特例法案の行方が焦点となる。
菅官房長官「国民の皆さんの理解をいただきながら(法案を)成立をさせることができるように、しっかり取り組んでいきたいと思います」
これに対して民進党の蓮舫代表は、こうした法案に反対する姿勢を示している。
民進党・蓮舫代表「共謀罪、本当に必要なんでしょうか。現状のままでは、なぜいけないんでしょうか」
20日から150日間の論戦が始まるが、野党側は衆議院解散の可能性もにらんで対決姿勢を強める考え。