自民党は統一会派を組む無所属議員が党の会議に出席することを認めていたが、党内から批判の声が上がったことに配慮し、無所属議員の出席を一部制限することを決めた。

　自民党は去年、国会で統一会派を組む無所属議員に党の政策を話し合う「部会」などへの出席を認める方針を決めた。しかし、小泉進次郎議員が自民党議員と同じ選挙区で戦った無所属議員を優遇すれば「党内がまとまらない」として、自らが会長を務める「農林部会」への出席を拒むなど党内では反発が広がっていた。

　これを受けて、自民党は先月３１日、無所属議員の「部会」への出席を「法案」や「予算」など国会審議に直接関わる議題に限定する方針を決め、これを全ての「部会」に適用することを決めた。

　自民党・小泉農林部会長「やはり無所属の方ですから、国会での統一行動が必要となる議題に限られるべきであって、何でもかんでも出てこられることは私は違うと思います」

　小泉氏は今回の決定を受け入れ、２日以降の農林部会で無所属議員の出席を認める考え。