“格安”売却に政治家の口利きは?と追及
安倍首相の昭恵夫人が名誉校長を務める小学校の建設をめぐり国有地が鑑定価格より大幅に安く売却された問題で、民進党の福島伸享議員は土地の売買に政治家の口利きがなかったのかただした。
安倍首相は、自分や昭恵夫人は一切関わっていないと否定する一方で、他の政治家の関与については「すべての議員の行動を把握していないので分からない」と述べた。
民進党・福島議員「総理、この土地の購入に関して一切、政治家の口利きなどなかったということをきょう、この場で断言できますか」
安倍首相「私と家内、あるいは事務所、安倍晋三事務所も一切関わってないというふうに申し上げました。それにもし関わっているということであれば、私は政治家として責任をとると。ただ、いま他の政治家等、等については…これ、ちょっと誰が調べているの」
民進党・福島議員「総理の見解をうかがっています。なんでそんなしどろもどろなんですか」
安倍首相「しどろもどろじゃないですよ。私は自民党の全議員の行動を把握していませんから」
また安倍首相は、昭恵夫人が名誉校長の辞任を申し出たことを明らかにした。
これに対して民進党の今井議員は「夫人が名誉校長を引き受けたことが問題だ。総理に相談はあったのか」とただした。
安倍首相は、「その段階で学校についてはよく承知していなかったが理念などは見せられた。基本的にお断りしているが、熱心に依頼された結果引き受けた」と説明した。