“不正統計”報告書原案を厚労省職員が作成
厚生労働省の不正統計問題を受けて、国会では閉会中審査が行われ、根本厚生労働相は、外部の有識者による特別監察委員会が作成した報告書の原案を、厚労省の職員が作成していたことを明らかにした。野党側は批判を強めている。
立憲民主党・石橋議員「監察報告の原案は厚生労働省が作ったと報告を受けましたが、事実ですね、大臣」
根本厚労相「議論を整理をしたたたき台を、委員会の報告として、報告の段階、議論の素材として示したんだと私は思います」
立憲民主党・石橋議員「これ、完全に厚生労働省の調査ですね。本当にマッチポンプですね。お手盛りです」
また、根本厚労相は、この問題の報告を、来年度予算案が閣議決定される前日の去年12月20日に受けていたにもかかわらず、安倍首相への報告はおよそ1週間後の28日に行ったことを明らかにした。
野党側は「大臣辞職にも値する重大な問題だ」と厳しく批判した。
不正統計問題は、来週からはじまる通常国会でも追及が続けられる見通し。