安倍首相、商店街で“キャッシュレス体験”
安倍首相は東京都内の商店街でキャッシュレスでの買い物を体験し、消費税率引き上げの際に景気対策として導入されるポイント還元策をアピールした。
最初に、コンビニエンスストアで電子マネーのカードを作った安倍首相。続いて、鮮魚店と生花店でキャッシュレスでの買い物を体験した。
安倍首相「初めてだったのでちょっと緊張しましたけども、本当に簡単に買えましたね」
政府は10月の消費税率引き上げにあたり、景気対策として、中小の小売店でキャッシュレスで買い物した客に5%分のポイントを還元する制度を導入する。ただ、課題も指摘されている。
実は、経済産業省によると、日本では家計の支出におけるキャッシュレス決済の割合は約18%にとどまっている。
パンのハリマヤ・佐藤元昭さん「うちあたりの店だとね。ちょっと考えちゃう。費用面もそうだし」
こうした現状を受け、政府は、中小の小売店が決済端末を購入する費用を、カード会社などとともに全額補助する方針。しかし…。
パンのハリマヤ・佐藤元昭さん「(Q.実質ゼロ円で導入できるが)いや、知りませんでした」
まずは、こうした支援策を知ってもらうことが、ポイント還元制度の導入に向けた課題と言えそうだ。