“議論尽くされてない”野党が反発強める
来年度予算案について、与党側は今月中の衆議院通過を目指す構えなのに対し、野党側は統計不正問題の議論が尽くされていないと反発を強めている。
与党幹部は予算案の審議は十分尽くされたと主張し、改めて28日、月内での衆議院通過に意欲を示した。
自民党・森山国対委員長「我々としては(予算案の)やはり28日の月内通過を目指す」
また、自民党の森山国対委員長は厚生労働省の統計不正問題の検証をやり直していた特別監察委員会が、27日昼にも、検証結果を国会に報告すると明らかにした上で、報告を受けての議論は「あすの審議で事足りる」との考えを示した。
一方の野党側は反発している。
立憲民主党・辻元国対委員長「(審議は)事足りませんよ、そんなの。数時間の審議で終わらせようなんていうのは認められないです」
野党側は根本厚生労働相らの不信任決議案の提出も検討するなど徹底抗戦の構え。ただ、与党幹部は「現実的なデッドラインはあさって」との見方を示していて、与野党の攻防は週末にかけて激しさを増しそうだ。