自民党は、いわゆる裏金事件を受け、関係する39人の国会議員らの処分を正式に決定します。処分内容の審査が続いている自民党本部前から中継です。

処分を決める党紀委員会は続いています。

党紀委員会では、自民党執行部がまとめた処分案をもとに審査をしています。処分案では、安倍派の座長を務めた塩谷立氏と参議院側のトップだった世耕弘成氏は「離党勧告」とし、下村博文氏と西村康稔氏は「党員資格停止1年」との方針です。

また、高木毅氏は「党員資格停止6か月」、松野博一氏と萩生田光一氏は「党の役職停止1年」の処分で最終調整となっていました。焦点の、二階派の事務総長の武田良太氏は「党の役職停止1年」となる方向になっていました。

処分の正式決定を前に塩谷氏は岸田首相の責任にも触れ不満をあらわにしました。

安倍派座長・塩谷立氏「事実に基づいた、処分の基準を明確にしていただきたいということだね。（岸田首相も）党の代表としての責任はあるんだろうと」

党内からは、このほかにも処分に対する疑問や批判が数多く出ていて正式決定後も自民党の混乱は続く見通しです。