麻生大臣の問責決議案まもなく否決へ
国会では、いわゆる「老後2000万円問題」などをめぐり、野党側が提出した麻生財務相に対する問責決議案が、このあと与党などの反対多数で否決される。
野党側は「今日は一日、麻生大臣を追及する日にする」と意気込んでいて、同じ日に衆参それぞれ問責決議案と不信任決議案を審議するという異例の展開となっている。
立憲民主党・福山幹事長「報告書を受け取り拒否した問題、暴言失言の数々、(麻生財務相は)本来なら何度クビがあっても足りないぐらい、辞任をしなければいけない」
麻生財務相に対する問責決議案の審議に先立ち、参議院本会議では野党側が提出した金子予算委員長に対する解任決議案の審議が行われた。
野党側は参議院規則に基づいて予算委員会の開会を求めたにもかかわらず、野党に追及の場を与えないよう、2か月以上にわたって開かなかったとして委員長の解任を求めたが、与党などの反対多数で否決された。
午後には、衆議院に場を移して麻生財務相に対する不信任決議案の審議も行われる。また、野党は午後、参議院の幹事長会談を開き、安倍首相に対する問責決議案の提出に踏み切る見通し。