野党 あす内閣不信任決議案を提出へ
26日の会期末を控え、立憲民主党など野党は、25日に内閣不信任決議案を提出する方針。
24日午前、野党5党派での幹事長・書記局長会談が行われ、立憲民主党はほかの野党に対し、25日に内閣不信任決議案を提出することを提案した。
野党の幹事長・書記局長会談では、立憲民主党の福山幹事長が「老後2000万円問題で、国民の不信を招いた」などとして、25日、党首会談を開き、内閣不信任決議案を共同提出することを提案した。
内閣不信任案をめぐって、立憲民主党はこれまで、衆議院での選挙態勢が整っていないことなどから、もし提出すれば衆議院解散を誘発しかねないと慎重姿勢だった。
しかし、安倍首相が先週、解散について「頭の片隅にもない」と繰り返し述べるなど、国会終盤に来て解散に踏み切る可能性が低くなったとみて方針を一転させた。
立憲民主党・枝野代表「他の野党が『(内閣不信任決議案を)出すべきだ』とおっしゃっているので、それは大事にしたいと思います」
自民党・萩生田幹事長代行「もし万が一、出されれば、粛々と否決をしていくだけです」
解散を恐れてきた野党に対し、与党からは「本気で政権を取る気などないことが分かった」と批判が出ている。
一方、参議院の本会議では、野党側が提出した安倍首相に対する問責決議案が、24日午後、与党などの反対多数で否決される見通し。