参議院・代表質問 関電巡る問題を野党追及
参議院の代表質問で野党側は関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題などについて、安倍首相の見解をただした。
共産党の小池書記局長は、関電の第三者委員会は金品を受け取った当事者たちが作っていると調査の中立性に疑問を呈した上で、関電幹部らの参考人招致を求めた。
共産党・小池書記局長「関西電力の関係者などを国会に招致し、真相の徹底解明のための国会の責任を果たすことを強く求めます」
安倍首相「まずは第三者の目を入れて徹底的に全容を解明することが不可欠であり、その上で、経営問題も含め、再発防止等の措置を講じることで、利用者の皆さんの信頼回復に努めることが必要だと」
関電幹部らの参考人招致をめぐっては、野党側の求めに対し、与党側が「民間企業の不祥事で国会招致をした前例がない」とこれを拒否している。
一方、国民民主党の大塚代表代行は、先の台風15号で千葉県が対応の遅れを指摘されたことを念頭に対応の強化策などについて政府の方針をただした。これに対し安倍首相は、引き続き「共同訓練の実施など、自治体の災害対応力の強化に取り組んでいく」と強調した。