台風被災者支援 首相「7.1億円支出」
全国で同時多発的な川の氾濫を引き起こした台風19号。国会では、安倍首相が自治体の要請を待たずに物資を送る「プッシュ型支援」を強化するため、当面、今年度の予備費から7億1000万円を支出することを明らかにした。
政府としては自治体が安心して復旧にあたれるようにするためにも、まずは予備費の支出決定を急いだ形。
安倍首相「本日プッシュ型支援をさらに強化するため、予備費7.1億円の支出を決定します」
また、国民民主党の増子議員は、自治体への国の財政支援の割合が引き上げられる激甚災害指定を早急に行うよう求めた。
増子議員「1日も早い激甚災害を決定をしてほしいということの声が大変多く聞かれました。総理、いつ激甚災害指定をするのか、できれば明確にしていただければありがたいと思います」
安倍首相「もう私が、激甚災害に指定する方向と言っておりますから、どうか安心してですね、全力を尽くしていただきたい」
指定には国の審査などが必要だが安倍首相は、「基準を満たしたものから速やかに見込みの公表をする」と述べ、対応を急ぐ考えを強調した。