「米中は国際ルールで解決を」政策提言
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企業経営者や学者などでつくる政策提言組織「日本アカデメイア」は、アメリカと中国の覇権争いについて、「国際ルールにそくして解決を図るべき」などとする政策提言を発表した。
政策提言「東京宣言」では、アメリカと中国が貿易紛争をきっかけに覇権を争っている問題について、「国際ルールにそくして解決を図ることを基本とすべき」と指摘した上で、各国がWTO(=世界貿易機関)の充実に努力すべきと強調した。
また、「地球温暖化現象の防止に向けて温室効果ガスの排出への国際課税の導入などを検討すべき」などと提言している。
シンポジウムでは、米中の覇権争いやデモが続く香港情勢などをめぐり、企業経営者や海外の研究者らが議論を交わした。