安倍首相「韓国側に関係改善を求めた」
中国を訪問中の安倍首相は記者会見を行い、韓国の文在寅大統領との会談でいわゆる元徴用工訴訟の問題について、韓国側の責任で解決策を示すよう求めたと強調した。
会見で安倍首相は記者団から、文大統領から前向きな意思を感じられたかと問われ、「主張すべきは主張し、韓国側に関係改善のきっかけを作るよう求めた」と述べた。
安倍首相「日本としては主張すべきは主張し、韓国側が日韓関係を健全な関係に戻していくきっかけをつくるよう求めました。文大統領との間では対話による解決の重要性については、確認をしたところであります」
一方、弾道ミサイルの発射など挑発を強める北朝鮮をめぐっては「米朝プロセスが正念場を迎える中で、さらなる挑発行動は自制すべきであるというのが一致したメッセージだ」と述べた。
24日、行われた日中韓の首脳会談でも「朝鮮半島の完全な非核化に向け、各国が協力してできる限りの努力を行っていくとの認識を共有した」と強調した。