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「桜」資料に太田氏「憤懣やるかたない」

2020年1月31日 16:33

国会では「桜を見る会」をめぐり、与党・公明党の太田議員が内閣府が記載事項を一部消去した資料を国会に提出したことについて「改ざん」と断じた上で「憤懣(まん)やるかたない」と述べた。

これまで政府は、「桜を見る会」をめぐる資料を内閣府が国会に提出した際、一部を白く塗りつぶす加工をしたことについて「きわめて不適切な行為」としながらも「改ざん」とは認めていなかった。

こうした中、与党・公明党の太田議員は「こうした公文書の改ざんは国会軽視とのそしりを免れず、二度と再びこのようなことがあっては、日本政府の根幹を揺るがしかねないと危惧をし、大変に憤懣やる方ない」と述べ、政府の姿勢を厳しく批判した。

これに対し、安倍首相は「文書の趣旨を正しく伝えるためとはいえ、記載の一部を消去する不適切な対応があったことはまことに遺憾だ」と述べた。

その上で「今後、独立公文書管理監を中心とした、各府省におけるチェックの強化など、政府をあげて、公文書管理のさらなる徹底方策について検討していく予定だ」と説明した。