政府が検討している、抗原検査キットの無料配布に関して、医療機関の発熱外来以外に自治体が薬局や保健所などで配付できるよう調整していることがわかりました。

新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、医療機関の発熱外来を受診しづらくなっていることを受け政府は、発熱外来を訪れた患者が自ら検査を行えるよう、抗原検査キットを無料で配布する準備を進めています。

複数の政府関係者によりますと、発熱外来の負担軽減策として、抗原検査キットを、医療機関以外にも、都道府県が自らの判断で薬局や保健所のような公共施設などで配布できるよう、調整していることがわかりました。

岸田総理大臣は28日、後藤厚生労働大臣ら関係閣僚と協議し、早ければ今週中に都道府県に抗原検査キットを配布する方針です。