“事業者の補償セットに”首相の認識ただす
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、野党側は自粛の呼びかけは事業者への補償とセットで行うべきだとして、安倍首相の認識をただしました。
1日の委員会は感染防止のため席の間隔を広げ、安倍首相もマスク着用のまま答弁を行っています。
立憲民主党・野田国義議員「自粛自粛という形になっていくということになりますと、これはやはり、補償いわゆるそういうものとセットでないと。とてもじゃないけど生活もできない」
安倍首相「昨日は東京都知事からも、いわば風営法上3業種について、注意喚起がなされたところでございます。直ちに経営に直撃するものでございますが、国としてそうした個別の損失に対して、補償するということは困難ではございます」
安倍首相はこのように述べた上で、事業者らへの生活支援、また雇用や事業継続のための支援をしっかり行うと強調しました。
また、安倍首相は、東京都で感染者がさらに増大した場合の病床の確保について、東京オリンピック・パラリンピックが延期されたことで空いた警備担当者用の宿泊施設の使用なども検討していると明らかにしました。
安倍首相はさらに、経営の悪化が懸念される航空会社への支援を行う考えを示しました。