検察庁法改正案見送り 野党側が廃案求める
政府与党が検察官の定年延長を可能にする、検察庁法改正案の今の国会での成立を見送ったことをうけ、野党側は法案の廃案を求めました。
政府与党は、秋にも開かれる予定の臨時国会での法案成立を目指す方針ですが、野党議員は「時間をかけても国民の理解は得られない」と指摘しました。
立憲民主党・杉尾秀哉議員「会期を大幅に残し法案の成立を断念するのは異例だと思うんですけれども、理由を教えてください」
岡田官房副長官「様々なご意見があるものと承知しております。こうした国民の声に十分耳を傾けて、丁寧に対応、説明をしてまいる」
立憲民主党・杉尾秀哉議員「時間かけても国民の理解得られないですよ。これは継続審議なんかじゃ先送りじゃだめで廃案にすべきだと思いますけどどうですか」
岡田官房副長官「高齢期職員の知識経験等を最大限に活用し、複雑高度化する行政課題に的確に対応するために、検察に関しても同様の措置をとることが必要かつ重要な法案である」
野党側は引き続き廃案などを求め、徹底抗戦する方針です。