“検察庁法”改正案 あすの採決を野党拒否
検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案について、与党側は13日の衆議院内閣委員会での採決を提案しましたが、野党側は拒否しました。
12日の衆議院内閣委員会での理事懇談会で、与党側は、検察官の定年を65歳に引き上げ、内閣が認めれば、幹部の定年をさらに最長3年延長することを可能にする検察庁法の改正案について、13日の委員会での採決を提案しました。
立憲民主党など野党は、内閣による恣意(しい)的な定年延長が行われるのではないかと批判していて、採決の提案を拒否しました。そのうえで、幹部の定年延長に関する規定を削除する修正案を提示しました。
国民民主党・大島議員「司法の独立という観点からは、決して許されないことだと思っていて」
この改正案をめぐっては、俳優の浅野忠信さんら多くの著名人が抗議のためのハッシュタグをつけ、ツイッターで投稿したことが波紋を広げています。
午後になり、与野党は、13日の委員会で採決を前提にせず、審議を行うことで合意しました。与党側は、改正案について今週中の衆議院通過を目指していますが、野党側は徹底抗戦する構えです。