世耕氏が蔡英文総統と会談 中国“軍事的圧力”念頭に連携強化を確認
台湾を訪問している、自民党の世耕参議院幹事長が蔡英文総統と会談し、中国が軍事的圧力を強めていることを念頭に連携を強化していくことを確認しました。
世耕参院幹事長「戦闘機のシェルター機能強化やミサイル機能の能力増強など、台湾が自らの国は自らで守るという決意と行動を明確に示されていることを高く評価したい」
世耕氏は日本が安保関連3文書を決定したことなどを挙げ、中国を念頭に、「力による現状変更を試みようとする者に対し、明確で強力な抑止が働くことになった」と強調しました。
また、中国で新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、海外への渡航制限を緩和したことについて、世耕氏は「日本と台湾が一番、影響を受ける可能性がある。情報交換を密にしていきたい」と述べました。
一方、蔡総統は、TPP(=環太平洋経済連携協定)に加入できるよう「最大限支援をしてほしい」と求めました。
これに対し、世耕氏は「台湾の加入に対する熱意を深く理解をしている。日本の経験と知識を役立てていただきたい」と答えました。