尖閣諸島周辺で海洋調査 中国海警局の船が領海侵入で“緊迫”場面も
沖縄県石垣市は尖閣諸島周辺で2回目となる海洋調査を行いました。調査中、中国海警局の船が領海に侵入、警告を行う海上保安庁との緊迫のやり取りが公開されました。
調査は、29日からの2日間の日程で、石垣市と東海大学が共同で行いました。調査中には、中国海警局の船が領海に侵入し、海上保安庁が無線で警告をするなど緊迫した場面もありました。
巡視船「こちらは日本国海上保安庁巡視船PL90である。尖閣諸島は日本の領土である。貴船の主張は受け入れられない」
中国海警局の船「日本海上保安庁巡視船こちらは中国海警局。貴船の主張は受け入れられない。釣魚島および、その付属の島々は従来、中国の固有領土である。その島の12カイリは中国の領海である。貴船は我が国の領海に侵入した。ただちに退去してください」
調査では周辺海域の環境を調べたほか、今回初めて、ドローンを複数回飛ばし魚釣島の撮影も行われています。