政治資金をめぐる問題が指摘されている秋葉復興大臣について、野党側は更迭するよう岸田総理大臣に求めました。

秋葉大臣について、岸田総理は「引き続き説明責任を果たしていくことが重要」と述べ、更迭はしない考えを示しました。

立憲・大西健介議員「岸田総理。決断が遅れたこれまでの反省にたって、素早い決断をしていただいて、秋葉大臣の更迭。これを決断していただいたほうがいいんじゃないかと」

岸田総理「説明内容に疑念が残るということであるならば、引き続き誠意をもって丁寧に説明を行う、説明責任を果たしていくことが重要である」

秋葉大臣をめぐっては25日、公開された政治資金収支報告書で、去年の7月、秋葉大臣が代表をつとめる自民党の支部が、いわゆる統一教会の関連団体に会費として2万4000円を支払っていたことが分かりました。

秋葉大臣は、ことし8月の就任記者会見で「“統一教会”の関係団体に会費を払ったり、選挙応援を受けたりしたことはない」と述べていました。

野党側に事実関係を問われ、秋葉大臣は「今、事務所で確認作業をしている」と述べるにとどめました。

岸田総理は「就任後に、さまざまな疑念が指摘されているので、丁寧に説明責任を果たしてもらわないといけない」と述べました。