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【全文】安倍元首相の国葬儀で献花された花「堆肥」に 官房副長官会見(9/30午後)

2022年9月30日 20:07
【全文】安倍元首相の国葬儀で献花された花「堆肥」に 官房副長官会見(9/30午後)

木原官房副長官は、30日の会見で、安倍元首相の国葬で献花された花を堆肥として利用することを明らかにしました。

<会見トピックス>
▽安全保障に関する有識者会議

▽松野官房長官の体調

▽公明党・熊野正士参議院議員の辞職

▽岸田首相とウクライナ大統領の電話会談

▽安倍元首相国葬の献花

会見の概要は以下の通りです。

○木原官房副長官
冒頭私からは、発言はございません。

――国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議の初会合。

どのような項目を論点にしているのか。

会合の開催頻度や提言のとりまとめは。

○木原官房副長官
まず我が国を取り巻く厳しい安全保障環境を乗り切るためには、まさに我が国の持てる力、すなわち経済力を含めて、国力を総合して、あらゆる政策手段を組み合わせた対応が必要だという風に考えています。

こうした観点から、今まさに御指摘いただいた通り、有識者会議、今夜から開催されるわけですが、有識者会議におきましては、自衛隊の装備、および活動を中心とした防衛力の抜本的強化、これはもちろんのことでありますが、さらに、自衛隊と民間との協働の活動、研究開発、また国際的な人道活動等、実績に我が国の防衛力に資する取り組みを整理をし、これも含めた総合的な防衛体制の強化についてご議論をいただくということを考えているところであります。

また、こうした取り組みを技術力や産業基盤の強化に繋げると、いうことも重要であります。

有事であっても、我が国の信用や国民生活が損なわれないよう、経済的ファンダメンタルズを涵養していくということも不可欠でありますので、経済財政のあり方についても、ご議論をいただくということであります。

こうした議論の中で、関連する予算のあり方、考え方についてもご意見を伺うことになるのではないかと、このように考えております。

そして開催の頻度等々でありますけれども、今後の開催日程につきましては、現時点では、何ら決まっていないということであります。

また取りまとめ等ですけれども、取りまとめの形等決まっておりませんが、何らかの取り纏めは行っていくということになるのではないかというふうに考えております。

――関連。

防衛費を巡ってはNATO加盟国は沿岸警備費なども一体で扱っています。

こうした予算の基準も含めて議論をするのか。

○木原官房副長官
これはもう繰り返し総理からもお話しされている通り、我が国を守っていくために何が必要か、ということを議論した上で、それに必要な予算は何か、という議論をし、そして最終的に財源を、ということであります。

その中で今ご指摘いただいた個別の点には現時点で何ら決まっていることではありませんけれども、いずれにしても、何が必要かという観点から、しっかりと議論していきたいと思っております。

――松野長官は体調不良とのことですが、発熱などの症状は。

新型コロナの検査をする予定は。

○木原官房副長官
松野官房長官におかれましては、本日午後、微熱が出たということでございまして、大事を取って自宅で療養されているというふうに聞いております。

新型コロナウイルスの検査について具体的な質問いただきましたが、まずは様子を見ながら今後、ご判断をされるものと、このように承知をしております。

――公明党議員の辞職について伺います。

セクハラ疑惑を報じられた公明党の熊野参議院議員が本日辞職。

連立政権の一員である公明党議員の辞職ですが、受け止めと、政権運営に与える影響は。

○木原官房副長官
今ご質問いただいた件につきましては、承知をしておりますけれども、政治家の出処進退っていうものはご本人が判断すべきものであると考えておりますので、政府としてコメントは差し控えたいというふうに思います。

いずれにしても政府・与党として引き続き高い緊張感を持って政策課題に臨んでいきたいというふうに思います。

――外交日程についてお伺いします。

今夜、岸田総理とウクライナのゼレンスキー大統領が電話会談を行う方向で調整中との一部報道がありますけども、事実関係と、今後のウクライナに対する政府の取り組み姿勢について見解を。

○木原官房副長官
ゼレンスキー大統領は、ウクライナ国内において実施をされました、この住民投票と称する行為、およびロシアによるこれらの地域の編入に向けた動きを受けて、欧米諸国との電話会談を行っており、お尋ねがございました岸田総理との電話会談についてはまさに現在調整中ということでございます。

その上でロシアによるウクライナ侵略は、国際社会が長きにわたって懸命な努力と多くの犠牲の上に築き上げてきた国際秩序の根幹を脅かすものであります。

平和秩序を守り抜くためG 7をはじめとする国際社会が、結束して断固たる決意で対応していく必要があると考えます。

今後も、我が国として国際社会と連携しながら、国難に直面するウクライナの人々に寄り添った支援をしていきたいと、このように考えております。

――安倍元総理の国葬儀の献花についてお伺いします。

献花された花はその後どのように扱われるのでしょうか。

○木原官房副長官
国葬儀におきましては、ご指摘の通り、式壇に多くの生花を使用いたしました。

また2万5000人を超える方々からも、お花が手向けられた、捧げられたということであります。

これらのお花はですね、式典に参列いただいた方々、また、一般で献花をいただいた方々のお気持ちのこもったものであるというふうに考えます。

そうしたことも踏まえて、迎賓館、それから、新宿御苑、そして国営昭和記念公園で受け入れて、堆肥として有効に活用することとしております。

改めて多くの方にご参列、またご献花をいただいたことに感謝申し上げたいと思います。

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