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“教団側とハグ”盛山文科相は否定 裏金調査「議員82人」不記載…過去5年間の“上位”は

2024年2月14日 5:37
“教団側とハグ”盛山文科相は否定 裏金調査「議員82人」不記載…過去5年間の“上位”は

「正直覚えていない」「うすうす思い出してきた」など発言が二転三転した盛山文部科学相。13日はいわゆる“統一教会”の関係者と「ハグ」していたのではと追及されたのですが、「私どもの年代でハグは普通はあり得ない」などと否定しました。

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「記憶にない」との答弁を繰り返している盛山文部科学相は13日、いわゆる“統一教会”との関係をめぐり、「記憶にない」と答えました。

立憲民主党 山岸一生議員
「この集会の場で統一教会関係の方とハグをしたというのは事実ですか?」

盛山大臣が教団の関連団体の集会に参加した際、「お世話になっています、とハグまでしてきた」という関係者の証言があることを問われました。

盛山文科相
「私は昭和20年代の最後の方の生まれなので、私の年代でハグをするというのは、まず普通はあり得ない。また、その方とハグをしたのも全く記憶にありませんし、そういうことをするということ自体が考えられません」

ハグをした記憶は全くなく、「あり得ない」と述べました。

立憲民主党 山岸一生議員
「この当時(2021年)ってコロナ禍でございました。握手をしていいものか、グータッチなのかどうなのか、だからハグであればかなり記憶に残ると思うんですね」

盛山文科相
「グータッチやなんやを含めて、接触をできるだけ避けていた時期なので、ハグをした覚えはございません」

立憲民主党 山岸一生議員
「大臣、大変よく覚えていらっしゃるじゃないですか、この会合のこと。ハグしたって証言があったけど『それしてません』明快に言えるわけですよね。じゃあなぜ、推薦状のことだけ記憶から抜け落ちてしまうのか」

盛山文科相
「サインをしたのではないかと言われましたので、それはそうだったのかもしれませんが、覚えておりませんということは明確に申し上げているつもりでございます。答弁が曖昧である、ブレているということではないと思います」

この後、質問者が変わっても…

立憲民主党 道下大樹議員
「ハグっていうのはどのくらいのものかわかりませんが、それくらいしてですね『私は覚えていない』というのは、普通は考えられないと思うんです」

盛山文科相
「ハグをしたということについては先ほどもご答弁しましたが、コロナの時期でもあり昭和20年代生まれの私どもでは、あまりハグをするというようなことは普通ではありません。そして、そういうことは全く記憶にありません」

一方、13日、自民党は派閥の政治資金をめぐる事件を受け、党所属の全国会議員に行ったアンケート結果を公表。安倍派と二階派の現職国会議員82人に政治資金収支報告書への不記載があったということです。

過去5年間の不記載額の上位をみてみると、トップは二階元幹事長の3526万円、“安倍派5人衆”の1人、萩生田前政調会長や、安倍派の橋本聖子元五輪担当相、二階派の武田元総務相らが名を連ね、11位以下では、杉田水脈議員のほか、“安倍派5人衆”の世耕前参院幹事長、松野前官房長官、高木前国対委員長らが、いずれも不記載額は1000万円を超えています。

自民党 森山総務会長
「入りと出を正しく記載しといていただければ、何も問題がない案件だったなと思う」

ただ、このアンケートの質問は「記載漏れがなかったか、あったか」「あった場合の金額は?」の2問だけです。

立憲民主党 山井和則議員
「せっかくアンケートをしながら肝心の使い道を調査してないことは、非常に残念ですし不誠実だと思います。本当にアリバイ作り的なものを感じざるを得ません」

自民党はアンケートとは別に安倍派、二階派の議員らを対象に行った聞き取り調査も行っており、その結果は今週中に発表する予定です。

ただ、野党4党は「裏金事件を起こした派閥の責任者が説明すべき」と主張して、自民党に対して政治倫理審査会で安倍派幹部らが説明を行うよう求めています。

(2月13日放送『news zero』より)

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