いわゆる“統一教会”の関係者とハグをしていたのではないか――。野党側は13日も盛山文部科学相を追及しました。盛山文科相は「私どもの年代でハグをするというのは、普通はあり得ない」と報道を否定しました。

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13日も野党側から追及をうける盛山文部科学相。これまで、いわゆる“統一教会”との関係をめぐり、“うすうす思い出してきた”や“正直覚えていない”などと、記憶が一進一退しながら、答弁をしています。

13日は野党側に…

立憲民主党　山岸一生議員（13日午前）
「盛山大臣、この集会の場で、“統一教会”の関係の方とハグをした。これは事実ですか」

前回の衆院選の際に、教団関係者とハグをしていたのではないかと追及されると…

盛山正仁文科相
「私どもの年代でハグをするというのは、そういうことはまず普通はあり得ない。そしてまたその方とハグをした、そういうことも私としては全く記憶にありませんし、そういうことをするということ自体が考えられません」

ハグは“全く記憶にない”と答弁しました。

立憲民主党　山岸一生議員
「この当時（2021年）って、コロナ禍でございました。握手をしていいものか、グータッチなのか、どうなのか。だからハグであれば、それかなり記憶に残ると思うんですね」

盛山正仁文科相
「接触をできるだけ避けていた時期でございます。そういう時期でもございますので、ハグをした覚えはございません」

立憲民主党　山岸一生議員
「大臣、大変よく覚えていらっしゃるじゃないですか、この会合のこと。ハグしたって証言があったけど『それしてません』明快に言えるわけですよね。じゃあなぜ推薦状のことだけ記憶から抜け落ちてしまうのか」

盛山正仁文科相
「サインをしたのではないかと言われましたので、それはそうだったのかもしれませんが、覚えておりませんということは、明確に申し上げているつもりでございます。答弁が曖昧である、ブレているということではないと思います」

さらに野党は、松野前官房長官が使用した「官房機密費」について追及しました。

立憲民主党　山岸一生議員
「松野前長官が安倍派の裏金問題で、更迭をされる直前の時期に、5000万円近くを自らに支出をしていたと。これは長官、間違いありませんか」

林官房長官
「昨年12月、私に引き継がれるまでの間に（官房機密費）4660万円、これが使用されたことは事実であります」

裏金問題が発覚してから官房長官を更迭されるまでの約2週間で、松野氏が4660万円の官房機密費を使用したことを明らかにしました。

その使途について、松野氏は「公益、国益にのっとった使用がされているということです」と述べました。

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一方“、裏金事件”をめぐり13日、自民党は党所属の全議員に対し行ったアンケートの結果を、野党側に提示しました。

アンケート結果では、安倍派と二階派の現職国会議員82人について不記載があり、過去5年間の派閥のパーティー券収入の不記載額が記載されています。

立憲民主党　山井和則議員
「本当にアリバイ作り的なものを感じざるを得ません」

しかし、いわゆる“裏金”の使い道については示されておらず、野党側は内容が不十分だと批判しています。