岸田首相は年頭の記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染が拡大している中国から日本に入国する際の水際対策を強化する方針を表明しました。

岸田首相「中国本土からの入国者に対する年末年始の検査結果や、各国の水際措置を踏まえ、臨時的な措置を強化します」

岸田首相は、中国からの入国者に対し、先月30日から入国時に抗原定性検査を求めてきましたが、今月8日以降は、PCR検査や抗原定量検査を行うなどして水際対策を強化していく方針を示しました。さらに、中国からの直行便での入国者には陰性証明を求めるとしています。

また、少子化対策について、岸田首相は「異次元の少子化対策に挑戦する」として、「学童保育や病児保育を含めたサービスの強化、産後ケアの拡充などを進める」と強調しました。

また、賃金が伸びなかったことについて、「この問題に終止符を打ち賃金が伸びる構造をつくる」として、企業に対して「インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」と協力を呼びかけました。