岸田首相、党幹部と相次いで会談 4日の処分に向け最終調整続く
自民党のいわゆる裏金事件の処分をめぐり、岸田首相は党幹部と相次いで会談しました。
あす4日の処分に向け、最終調整が続いています。
岸田首相は2日、麻生副総裁、茂木幹事長、森山総務会長と会談したほか、渡海政調会長、小渕選対委員長ら党幹部6人でも会談しました。
4日開かれる党紀委員会の処分に向け、詰めの協議を行いましたが、党幹部の1人によりますと、協議で結論は出なかったということです。
岸田首相は夜にも総理大臣公邸で茂木幹事長、森山総務会長と会談したとみられます。
執行部は安倍派幹部4人のうち派閥トップの座長を務めた塩谷立氏と参議院側のトップだった世耕弘成氏は「離党勧告」処分とする方向で調整しています。
下村博文氏、西村康稔氏の2人については「党員資格停止」とする方向で調整中です。
またその他の安倍派幹部も「党の役職停止」などとする方向で調整しています。
ただ執行部内では安倍派幹部に対する処分の線引きをめぐって意見の対立があり、4日の処分に向けて最終調整が続いています。