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岸田首相「核兵器による威嚇も使用も許されるものではない」

2022年3月3日 20:25
岸田首相「核兵器による威嚇も使用も許されるものではない」

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、岸田首相は3日、会見で、「核兵器による威嚇も使用も許されるものではない」と強調しました。

岸田首相は3日の会見で「ロシアの核抑止力部隊が警戒体制を引き上げたことは言語道断だ。唯一の戦争被爆国であり、被爆地広島出身の首相として、核兵器による威嚇も、ましてや使用も、万が一にも許されるものではない」と述べました。

一方、ロシアへの制裁が欧米に比べて遅いのではないかという質問に対して、岸田首相は「遅いのではないかという指摘は当たらない。基本的にはG7や国際社会との連携とともに非難の声を形にすることが重要だ」などと反論しました。

また、日本政府や民間企業が出資し権益を保有している、極東サハリン沖での大規模な石油天然ガスの開発プロジェクト「サハリン1」への対応について、エネルギーの安定供給と安全保障の観点から、状況を判断して対応する考えを示しました。