“中国無人機”確認で岸防衛相「動向注視」
今月16日に中国の無人機が東シナ海の日本の防空識別圏で確認されたことを受け、岸防衛相は「活動を活発化させる中国軍の動向を注視していく」と強調しました。
防衛省によりますと、今月16日、中国の偵察型無人機1機が東シナ海の日本の防空識別圏内を飛行しているのを確認し、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル(=緊急発進)を行ったということです。
中国の無人機が日本の防空識別圏内で確認されるのは去年8月以来です。
これを受け、岸防衛相は18日の会見で、「今後も、活動を活発化させている中国軍の動向を注視しつつ、我が国の領土、領海、領空を断固守り抜く方針の下、国際法及び自衛隊法に従い、対領空侵犯措置に万全を期していく」と強調しました。
中国をめぐっては18日、沖縄・尖閣諸島周辺の接続水域でも中国海警局の船舶1隻が航行しているのが確認されており、海上保安庁の巡視船が日本の領海に侵入しないよう警告を行いました。
尖閣諸島周辺で中国海警局の船舶が確認されるのは22日連続となっています。