モスクワ含むロシアほぼ全域の危険情報レベルを引き上げ 外務省
外務省は4日、ロシア国内からの出国手段が制限されるなど状況が流動的だとして、モスクワを含むロシアのほとんどの地域の危険情報レベルを引き上げました。
EUなどの国々は現在、ロシアによるウクライナへの侵略に対する措置として、ロシアの航空機の領空飛行を禁じる措置をとっています。また、その対抗措置として、ロシアが領空の飛行を禁じる措置をとったことから、航空便の運航停止が相次いでいます。
こうした状況を受け外務省は4日、ロシア国内からの出国手段が制限されるなど、事態が流動的な状況だとしてモスクワを含むロシアのほとんどの地域を危険情報のレベル2へ引き上げました。これは、ロシアへの不要不急の渡航を止めるよう、呼びかけるものです。
外務省はまた、ロシアで急を要する用事などがない場合には、民間航空機による帰国の検討を呼びかけています。
一方、外務省は、ウクライナとの国境周辺地域は軍事衝突による極めて危険な状況が続いているとして、危険情報を、退避を勧告するレベル4に引き上げました。