議員3人銀座クラブヘ…当初は1人とウソも
緊急事態宣言のさなかに与党幹部が銀座のクラブを訪れていた問題で、自民党の松本純議員は当初、1人で行ったと説明していましたが、2人の国会議員が同席していたことがわかり、3人は離党届を提出しました。
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1日午後、記者団の前に自民党の松本衆議院議員、田野瀬文部科学副大臣、大塚国対副委員長の3人が現れました。
自民党 松本純議員「まことに申し訳ありませんでした」
緊急事態宣言下の深夜、銀座のクラブを訪れていた際、3人が同席していたことが明らかになったのです。
松本議員は当初……
──お店に行かれた時は松本先生1人だった?
松本純議員「1人です」
──複数人での会食は?
松本純議員「ありません。全部、要望・陳情を承るという立場で1人で行っております」
1人で行ったと虚偽の説明をしていました。その理由について。
松本純議員「前途ある有望な彼らに対しましては、これからのこともあります。何としてもかばいたいと」
女性2人も含め5人で会食をしていたことも明らかにしました。
また、後輩議員2人を呼んだ理由について、松本議員は。
松本純議員「毎日つらい思いで食事場も探していたところでありますので、行く用件があるので良かったらどうですかと」
3人は、二階幹事長から離党勧告を受け、1日、離党届を提出し、受理されました。
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今回の件を受け、政府は。
加藤官房長官「政府として、国民の皆さんにおわびを申し上げたいと思います」
党内からは、「松本議員は政治家失格。国民にウソをついていたわけですから、議員辞職じゃないと」といった声も。
一方で、銀座のクラブを訪れていた公明党の遠山議員は、1日朝、議員辞職願を提出。次の衆議院選挙にも立候補しない意向を示しました。
今回の事態を受け菅総理は、2日、緊急事態宣言の延長を国会に報告する場に出席し、この件についても説明することになりました。
立憲民主党 安住国対委員長「最高責任者としてこういう事態をどう考えておられるのか。これについてしっかりと質疑をしたいというふうに思っております」