安定的な皇位継承を議論 有識者会議初会合
政府は安定的な皇位継承を議論する有識者会議の初会合を開きました。
菅首相「ご議論いただきますのは、国家の基本に関わる極めて重要な事柄です。皇室制度や歴史の専門家など、様々な方々のお考えも聞いていただきながら十分に議論をし、様々な考え方をわかりやすい形で整理していただきたい」
安定的な皇位継承や女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設については、4年前に成立した上皇さまの退位を可能にする特例法の付帯決議で、天皇陛下の退位後、速やかに検討するよう求めていました。
有識者会議では、女性天皇や母方が天皇の血筋を引く「女系天皇」、女性宮家の創設の是非や、旧皇族の皇籍復帰などが議論される見通しです。
有識者会議の座長は慶応義塾の清家篤学事顧問が務め、今後、皇室制度や歴史の専門家などからヒアリングをした上で、秋までにまとめたい考えです。