新型コロナウイルスの影響で孤独や孤立の問題が深刻化する中、菅首相は３０日、自殺対策支援に取り組むＮＰＯ法人を視察し、政府として活動を支援していく考えをあらためて強調しました。

去年、女性の自殺者が大幅に増加したことを受け、菅首相は３０日、東京都内にある自殺対策支援センターを訪問し、ＳＮＳを活用して相談事業を行う様子を視察しました。

菅首相「現実問題として、そうした当事者の方と行政っていうのは、なかなか簡単につながらない。そこの架け橋のような形でこうしてＮＰＯの皆さんが活動されておられる。政府としてしっかり支援をさせていただきたい」

政府は、自殺の防止などを行うＮＰＯ法人に、およそ６０億円の支援を行うことを表明しています。

菅首相は「数年にわたって、見通しが立つ形で支援したい」と強調しました。