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憲法記念日 首相が“改正”訴え

2021年5月3日 17:18
憲法記念日 首相が“改正”訴え

憲法記念日の3日、菅首相は憲法改正を訴える団体にビデオメッセージを寄せ、憲法を改正して緊急事態条項を盛り込む必要性などを訴えました。

菅首相(「憲法国民の会」より)「例えば今般の新型コロナへの対応を受けて、緊急事態への備えに対する関心が高まっています。国家や国民がどのような役割を果たし、国難を乗り越えていくべきか、そのことを憲法にどのように位置付けるかは極めて重く、大切な課題です」

また、国会では憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案の審議が行われていて、与党などは今週6日の衆議院での採決を目指しています。

菅首相はメッセージで「憲法改正に関する議論を進める最初の一歩として、成立を目指していかなければならない」と強調しました。

立憲民主党・枝野代表「憲法の制約があるために必要な対策が打てていないわけでない。(政府が)楽観論に基づき、そして命や暮らしを守るということを最優先にしない政策判断、政治判断が感染症対策に不十分な結果をもたらしている」

一方、立憲民主党の枝野代表は護憲派による集会にメッセージを寄せ「緊急事態条項」の議論をけん制しました。