アスベスト訴訟 菅首相が原告団に謝罪
アスベストの健康被害についての裁判で国の賠償責任を認める最高裁判所の判決を受け、菅首相は18日、原告団と面会し「責任を痛感している」と謝罪しました。
菅首相「責任を痛感し、真摯(しんし)に反省をして、政府を代表して皆さんに心よりおわびを申し上げます」
菅首相は18日、原告団に対し「早急に和解に向けた基本合意を締結したい」と伝えた上で、提訴していない被害者に対する給付金制度の実現に取り組む考えを示しました。
原告の1人で夫と息子を中皮腫で亡くした大坂春子さんは「これで夫と息子に、国に勝った、責任が認められたと報告ができると思うと涙が出た。裁判をせずに全ての被害者が救済される制度を作ってほしいと心から願っています」と述べました。