日本テレビ社長 北海道アイヌ協会で謝罪
日本テレビの情報番組「スッキリ」の中でアイヌ民族を傷つける不適切な差別的表現があったことについて、日本テレビの小杉善信社長は6日、北海道アイヌ協会の総会に出席し、謝罪しました。
日本テレビの小杉社長は北海道アイヌ協会の幹部を前に「皆さまが差別を受けてきたことへの理解が足りておらず、放送した言葉が直接的な差別表現であることへの認識が欠如していた」と述べ、謝罪しました。
日本テレビ・小杉善信社長「関係されている全ての皆様に深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
小杉社長はまた、「再発防止に努めるとともに、アイヌ民族の歴史や文化を単に知識として伝えるのではなく、アイヌ民族の皆様が大切にしてきたことへの正しい理解が進むように、マスメディアとしての責任を果たしていく」と強調しました。
北海道アイヌ協会・大川勝理事長「(日本テレビ社長は)社としての考え方を説明し、二度と繰り返されないと決意を述べられた。正しいアイヌの歴史や文化について、放送なされるよう協力をして参りたい」
北海道アイヌ協会の大川理事長は日本テレビの謝罪を受け入れ、友好的な関係を築くことへの期待感を示しました。