あす内閣不信任案を提出 与党側は否決へ
立憲民主党など野党4党は、16日に会期末を迎える今の国会の会期延長を与党側が拒否したことを受け、15日、衆議院に内閣不信任決議案を提出することを決めました。与党側は衆議院本会議で否決する方針です。
野党4党は党首会談を開き、15日午前9時に共同で内閣不信任案を提出することで合意しました。
立憲民主党・枝野代表「国民の前で開かれた議論の感染症対策などを進めようとする気がない。国民の命と暮らしを守るという、そのための総理としての責任感、自覚、そして危機感が全く感じられない」
一方、自民党の二階幹事長は14日、菅総理大臣と会談後、不信任案が提出された場合、菅総理に衆議院の解散を進言する考えを示しました。
自民党・二階幹事長「解散を進言する、こういうことです。私が解散する訳ではない。解散を総理に進言、申し上げるということです」
ただ、菅総理は「まず新型コロナ対策を徹底して行っている時なので、不信任案が出た時点で考えたい」と述べるにとどめていて、ある自民党幹部も「あくまで二階幹事長は総理に解散を進言するだけだ」と話しています。
与党側は15日の衆議院本会議で内閣不信任案を否決し、今の国会での衆議院の解散は見送られる見通しです。