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国会“不信任決議案”審議 まもなく採決へ

2021年6月15日 16:05
国会“不信任決議案”審議 まもなく採決へ

国会です。会期末を16日に控え、衆議院本会議では、立憲民主党など野党4党が提出した菅内閣に対する不信任決議案について、まもなく採決が行われます。

立憲民主党の枝野代表が不信任案の理由について、およそ1時間半演説し、各党による討論が行われました。まもなく、採決が行われます。

立憲民主党・枝野代表
「国会を閉じて長期の政治空白をつくることは、無責任の極みであり、即刻その地位を去るよう強く求めます」

自民党・柴山幹事長代理
「そもそも、このコロナ禍の中、本来、各党が国民の命と暮らしを守るために懸命に闘っているときに、不信任決議案を出すこと自体、国民の政治に対する信頼を損なわせるという理解はないのでしょうか」

野党4党は、菅政権について新型コロナへの対応で「失策を続けている」などとして、不信任案の提出に踏み切りました。

共産党の志位委員長は、「多くの国民に長期間にわたる我慢を強いながら感染リスクを拡大するオリンピック・パラリンピックの開催を強行しようとしている」として中止を求めました。

不信任案は、この後、与党などの反対多数で否決される見通しです。