立憲民主党と日本維新の会は12日、いわゆる統一教会の被害者らを対象とした「救済法案」の内容で大筋合意し、今月17日にも、共同で国会に提出することになりました。

両党はこれまでに、いわゆる統一教会の被害者らを対象とした「救済法案」をこの臨時国会に提出する方針で合意し、その内容について協議を重ねてきました。

これまでの協議で両党は、「救済法案」に、マインドコントロール状態をつくり出すような違法、または不当な行為があった上で、財産に著しい損害を生じさせ、是正命令に従わなかった場合には刑罰を科すことを盛り込む方向で合意しました。

また、「著しい損害とは具体的にどの程度を指すのか」をめぐっては、「被害額が年収の4分の1を超える額であるかどうかを目安の一つにすること」で合意しました。

これを受け、両党は「救済法案」を作成し、作業が終わり次第、今月17日にも国会に提出する方針です。ほかの野党にも賛同を呼びかけることにしています。