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西村大臣“酒取引停止”「私の責任で決定」

2021年7月14日 12:06
西村大臣“酒取引停止”「私の責任で決定」

政府が撤回した酒の提供停止に応じない飲食店に対する取引停止の要請について、西村経済再生相は「私の責任で決定した」と述べました。

要請を出す前日に行われた菅総理大臣を含めた閣僚会合で、要請内容が説明されていたことから、野党側は、西村経済再生相だけでなく、菅総理の責任を追及しています。

立憲民主党・今井雅人議員
「やっぱ、その場で皆さんが了解したんですよ。だから、これは個人的な問題じゃなくて、政府が責任を持って出しているものでありますから、これは、菅総理の責任は非常に重いと思いますよ」

西村経済再生相
「具体的な要請の内容につきましては、私の責任で、コロナ室が関係省庁と調整をして決定をしたというものでございます」

立憲民主党・今井雅人議員
「大臣を辞任された方がいいと思いますが、いかがですか」

西村経済再生相
「コロナの感染を何としても今回、抑えていく。そのために全力を挙げることで、責任を果たしていきたいというふうに考えております」

委員会に先立って、菅総理は14日朝、記者団の取材に対し「要請の具体的な内容等については、議論していないので承知していない」と述べ、内容までは把握していなかったと釈明していて、西村経済再生相は「私の責任で決定した」と強調することで、菅総理に責任が及ばないようフォローした形です。

西村経済再生相はまた、要請の撤回を陳謝し「要請は誤りであった」と認めました。

一方、与野党の国対委員長が会談し、野党側は西村経済再生相の辞任と、臨時国会の開会を求めました。これに対し、自民党の森山国対委員長は、西村経済再生相について「私はよくやっていると思う」と、辞任は必要ないとの認識を示し、臨時国会の開会も拒否しました。