G7外相会合 「グローバルサウス」について議論 林外相「課題に取り組む用意があることを示したい」
長野県軽井沢町で開かれているG7(=主要7か国)の外相会合は、2日目を迎え、新興国・途上国、いわゆる「グローバルサウス」について、議論が行われました。現地から中継です。
「グローバルサウス」は、G7と中国・ロシアの分断が深まる中で、外交のキーワードになっています。林大臣は、会合冒頭でも「グローバルサウス」に言及しました。
林外相「『グローバルサウス』と呼ばれる新興国・途上国が様々な課題に直面する中、G7が協力して課題に取り組む用意があることを示したい」
G7が「グローバルサウス」を重視する背景には、中国・ロシアとの間で、「グローバルサウス」の国々を味方につけようと、綱引きが起きているからです。
17日の昼食会でも最大の議論となり、G7外相は、グローバルサウスを念頭に、「個別の状況に十分配慮した上で、 価値観を押しつけるのではなく、 法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の意義を示していくことが重要」との認識で一致しました。
これに先立ち行われた、ウクライナ情勢を議論するセッションでは「引き続き厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくこと」でも一致しました。一方、G7外相は、インド太平洋に関する議論を定例化し、連携を強化していくことでも一致しました。