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菅総理 来週にも党役員人事と内閣改造検討

2021年8月31日 15:07
菅総理 来週にも党役員人事と内閣改造検討

菅総理大臣が、来週前半にも二階幹事長の交代を含む自民党役員人事と、内閣改造を行うことを検討していることがわかりました。

菅総理周辺は、「二階幹事長を代えなければ総裁選は戦えないと思った」と語っています。ただ、人事の刷新で求心力を取り戻し、支持率を回復することができるのかは未知数です。

自民党幹部は、「選挙前に内閣改造して新しい顔ぶれでやるんだとアピールする」と狙いについて語っています。

二階幹事長を交代させることについては、ある自民党幹部が、「国民から批判が強い二階さんを外すのは、菅総理にとってはプラスだ」と評価する一方、自民党の閣僚経験者は、「岸田さん潰しだろう。総裁選前のこのタイミングで人事をやるなんてあり得ない」と批判するなど、賛否両論の声があがっています。

また、別の閣僚経験者は、「派閥に配慮した人事を行えば支持を失う」として、人事次第では逆に支持を失うリスクがあると指摘しています。

一方、今の衆議院議員の任期が10月21日に迫る中、政権内では次の衆議院選挙について、衆議院の解散はせず、10月5日公示、17日投開票の「任期満了選挙」とする案が浮上しています。その場合は、総裁選を、衆院選後に先送りすることも検討しています。

ただ、総理周辺は、「菅総理は総裁選を戦う覚悟だ。衆議院の解散についてもまだ余地を残している」と話していて、菅総理はギリギリまで状況を見極めて判断する方針です。