新型コロナウイルスの治療法である「抗体カクテル療法」について、田村厚労相は、往診での利用を近く、試験的に開始する考えを示しました。

田村厚労相
「早急にモデル的にいくつかのところで対応させていただいて、課題点、問題点を抽出した上で全国展開をしていきたい」

抗体カクテル療法は、軽症や中等症患者向けの治療法で、医療機関での使用は認められているものの自宅への往診ではできません。

田村大臣は自宅での使用について、「投与後、約１時間は副作用のおそれがある。健康が悪化してもすぐに対応できる体制を組まなくてはならない」と指摘しました。

その上で「近いうちにモデル的にいくつかの医療機関で対応し、課題などを抽出した上で全国展開していきたい」と述べました。