日米豪印のクアッド、ワクチンで協力確認も
日本・アメリカ・オーストラリアインド4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合が行われ、4か国の首脳は今後、毎年この会合を行うことで合意しました。
対面形式で初めて行われた会合で、4か国の首脳は、新型コロナウイルス対応をめぐり、ワクチンの生産拡大や供給などを通じて引き続き協力していくことを確認しました。
また菅総理大臣が、強引な海洋進出を続ける中国を念頭に東シナ海や南シナ海情勢に深刻な懸念を表明し、各国首脳は連携していくことで一致しました。
共同声明には「サイバー空間における新たな協力を開始し、サイバー上の脅威と戦う。災害対応や海洋資源の利用などのため衛星データを共有する」と明記されました。
さらに4か国は、インフラやクリーンエネルギー、先端技術の分野でも協力を確認し、世界を開放的で高い水準の技術革新へと導くよう「技術の設計、開発、利用などに関する原則」を発出しました。